VOICES
社員紹介
新たな発見を得る充実の日々が、さらなる成長を促すモチベーションに
業務部営業課 / 2023年入社
F・M
大学は農学生命科学部生物学科で学び、研究室では進化生態学をテーマに虫の研究に励む。就活は大学で興味を持った環境保全・分析に携われる企業を希望し、土壌分析に強みを持つユーベックに入社。現在は営業課で受付や分析を担いながら、休日は地図アプリで目星をつけた山に出かけ、虫などの生物観察を楽しむ。
当社の営業は試料採取や分析を担います。私は分析のかたわら、主に受付業務を担当しています。受付は、お客様からのご依頼内容(試料名や分析方法、納期など)をシステムに入力し、試料の状態や過不足を確認する業務です。
出社後、まずは担当試料の分析を進めます。分析項目は「飲料水に含まれる全有機炭素量は法定基準値内か」など、原則お客様の指示通りです。10時頃には分析用の試料が届くため、順次受付業務を開始します。日々受付に取り組んでいると「なぜ、この分析が必要なのか」「この試料は、どんなルールのもとで採取するのか」など、分析への興味がどんどん湧いてきます。新たな知見を幅広く得られるので、とても楽しいです。先日は、大量の試料を複雑な方法で分析する案件を担当する機会をいただきました。大変な部分はありましたが、先輩や同期の力も借りながら無事に対応できたことは貴重な経験です。
社内は和気あいあいとした雰囲気で、相談や意見交換などコミュニケーションがとりやすい環境です。先輩たちからいただいた貴重なアドバイスをもとに知識と経験を深め、戦力となれるように成長したいと思います。
お客様を通して「求められる仕事」と実感。若手の提案もスピーディに反映されます
技術部品質保証課 / 2021年入社
Y・H
農業の盛んな長野県出身で祖父もリンゴ農家を営む。自身も農業に貢献したいと学内に農場がある宮崎大学農学部に進学し、植物生産環境科学科で植物の特性を研究した。研究を通して培った科学的思考力が現在の仕事に役立っている。休日は観葉植物がある心地良い部屋でリフレッシュしている。
就職活動では当初、大学で専攻した農業関連の会社を意識していました。あるとき就職サイトのキーワード検索で、「農業」で探す多くの人がこの会社もチェックしている、と表示されたのがユーベックとの出会いです。当社が分析する水や土、大気といった環境は、言うまでもなく作物づくりの土台です。巡り巡って農家の役に立てるところに魅力を感じました。
営業課所属だった1年目はBOD(生物化学的酸素要求量), COD(化学的酸素要求量), SS(浮遊物質量),細菌検査などを担当し、技術部品質保証課へ異動した2年目は追加でICP発光分光分析装置や原子吸光光度計を使用した金属分析を担当しています。また国家資格である臭気判定士の資格を取得し臭気測定についても教わっています。一年目で営業を担当したことにより工場などの環境基準を確かめるため私の分析結果を必要とされていることがよくわかり、その実感がやりがいのひとつです。「巡り巡って」ではなく、ダイレクトにお客様への貢献を感じられることが嬉しい予想外でした。次第に、どの部署でどんな分析を行っているか、全体像を知りたいという思いが強くなり、同期と話し合って「社内理解強化のためのヒアリング制度」を提案したところ、1年目にも関わらず採用されました。提案者としてこれから各部署のヒアリングを実施し、後輩にも受け継ぐ仕組みを確立したいとワクワクしています。改善提案は制度化されているのでアイデアが提出しやすく、いいものは迅速に実現するフットワークの良さも魅力です。
もっと知りたい、関わりたいから資格を取得。チャレンジを応援してくれる会社です
技術部品質保証課 / 2016年入社
S・Y
千葉大学の学部・大学院での研究を通して化学系の分析に精通。修士課程修了後、電子部品メーカーに就職し製品設計を行っていたが、やはり化学分析に関わりたいと思い、ユーベックへ転職。入社後は難関資格の環境計量士をはじめ、数々の資格を取得。休日も楽しみながら資格勉強等もして過ごしている。
品質保証の仕事は多岐にわたり、なかには有資格者でないとできない業務もあります。その最たるものが、分析結果を証明する計量証明書の承認・発行を行う「環境計量士」で、私は〈濃度〉と〈騒音・振動〉の2分野とも取得しています。臭気試験も悪臭防止法に基づき「臭気判定士」が行います。作業場における有害物質のサンプリングや分析は、「作業環境測定士」が担当します。業務に直接関係する国家資格はこの4つですが、ほかにも会社に勧められたり、自ら取りたいと希望して多くの資格を取得、仕事に活かしています。
例えば当社はISO9001を取得していますが、今ではその更新審査において、内部監査の計画から実行まで、私が実質的に任されています。資格取得により仕事の幅が広がったことはもちろん、やりたいと思う業務やそのために必要な資格取得を応援してくれる風土が当社の大きな魅力です。
環境保全意識の高まりにより国の環境基準は年々厳しくなる傾向にあります。分析担当者と一緒に改正法を学ぶなど、常に知識のアップデートを図るとともに、環境分析の質を担う品質保証課として、今後も分析技術の向上と精度管理に力を注いでいきます。